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●武装錬金（６）／和月伸宏　（ISBN:4088736966）

「るろうに剣心」にも幾分か当てはまる事だけど、
主人公＝特別な力≠正義のヒーロー
なんだよね。
特別な人外な力、それは、普通の人から見れば
正義とか悪とかの判断の前に、恐怖の対象というか。
５巻の学校での戦いの際にも特にそういった描写があったけど、
ヴィクターに変身した事で、「普通の人間」に戻るという目的が生まれたし。
ちゃんと触れた事が無いので詳しくは分からないけど、
古くは「妖怪人間ベム」や「デビルマン」にも似た要素か。
和月氏はアメコミにも非常に興味があるようだけど、
「X-MEN」みたいに、マーブル系にはこういった要素は多い気がする。
こういった要素を元来和月氏が持っており、だからアメコミが好きなのか、
アメコミ好きが元となって、氏の作品に影響を与えているのかは分からないけど。

自分が好きな作品で言えば、「ハーメルンのバイオリン弾き」が当てはまるか。