●ONE PIECE(41)/尾田栄一郎 (ISBN:4088740475)
●武装錬金(10/完)/和月伸宏 (ISBN:408874019X)
ワンピは、ロビンの過去の話。
他のメンバーの話に漏れず、今回もちょっと涙腺にきましたね。
そして、武装錬金はついに最終巻。
「武装錬金ピリオド」だけじゃ、コミックスならんだろ? と思っていたら、
やはり、読切の「エンバーミング(武装錬金とはまったく別作品)」も収録。
ってか、それでも足りなかったようなので、
書き下ろしの「武装錬金アフター」が収録。
まぁ、ピリオドなりアフターなり、それぞれに賛否両論あるようですが、
結局、これは作者の思い通りの過程を経ての終わらせ方ではないし、
アフターも、当初は(少なくともこの時点で急に)書くつもりではなかったんだろうから、
どうしてもしょうがないとは思いますけどねぇ。
そりゃ、ヴィクターやパピヨンとの戦いの描写は思うところもあるけど、
それをメインで描いて、話自体が終わらせられなかったらどうかと思うし。
にしても、和月氏は「少年漫画ではハッピーエンドが基本」として、
元の日常(笑顔)に戻るために、基本的に周囲の人物は死なないんだよね。
(だからこそ、「エンバーミング」は実験的な試み、みたいな事を書いてたし)
んで、ワンピは、過去の話としては周囲の人物は死んだりとか、
死なないにしても、取り戻せない何かを失ってるんだよね。
んで、それを糧として乗り越えた上で、先を目指す今がある、みたいな感じで。
ま、何が言いたいのか自分でもよくわからんけど、
両作品では、重要なファクターの部分が違うんだろうねぇ。
いや、どちらが悪い、というわけでは決して無いですけどね。
それに、ワンピはまだ、どうやって終わるのかはまったく見えないし。