まだ多くは解説されてないけど、
今回の地震で注目された問題は“ガラスの雨”といったところか。
ちょうど天神に設置されていたカメラで、
ビルからガラスが降ってくる様子が捉えられており、
なかなか衝撃的な映像だったが。
まぁ、こういうのは当然、阪神大震災の神戸でも起こった事だけど、
時間帯的に、市街地に人がほとんどいなかったことや、
むしろ“ガラスの雨”とか言うレベルではなかったし、
新潟の地震では、場所が福岡・天神ほどの規模ではなかったので、
こういうことには注目されなかったわけで。
福岡の場合は、日曜の昼間という事で市街地にかなりの人出があり、
新たにこういった問題点が出てきたと言えるだろう。
それにしても、大きい地震があるたびに
何かしら予想していなかった被害・問題が出てくるなぁ。
こういった事は、今後の地震の際には対応が行なわれるけど、
そこでは、また新たに予想していなかった問題が。
'93年の北海道南西沖地震では、奥尻島を津波が襲い、甚大な被害が。
この被害以降、地震の際にはまず津波に関する情報が流れるようになったと思う。
'95年の阪神大震災では、地震による火災の被害。
これ以降、ガス菅やメーターの安全装置が強化された感があるし、
火災保険の保証範囲や、地震保険への注目が高まったのではないだろうか。
去年の新潟中越地震では・・・山間部の集落への対応や、
車内での避難生活中の死亡例などが新たな問題かな。
こういった問題への対応策も、考えておく必要があるだろう。
