悪魔が頂き!の戯言日記

悪魔が頂き!の戯言日記

痛車やアイマスやドールに手を出したら、いつの間にか結婚したオタの日記。

素人による解説

と言っても、普通の人はわからんと思うので、軽く解説。
(間違い等、多々あると思うので、ツッコミできる人はよろしくw)

なぜ、曲げるか

通常、プロの人たちは、ボールに回転をかけて投げてるけど、
これは、ポケット(右投げで言えば、1番・3番ピンの間)に
ある理想の入射角でボールを進入させる事が、最もストライクを出しやすいから。
しかし、その角度にストレートで進入させようとすると、
右隣のレーンから投げないといけない計算になるので、
ボールに回転をかけて投げ、理想の角度で進入させている、という事。

なぜ、ピン手前で曲がるか

レーンには、ファールラインからピン手前まで、オイルが塗ってある。
つまり、ボールはオイル上を滑っていくので、回転がかかっていても曲がらない。
しかし、ピン手前でオイルが切れた場所から、回転のグリップ力がかかり始め、
急にボールが曲がっていく。
初心者の人が投げた時に、ピン手前までまっすぐ進んでるのに、
直前で左に曲がり始めてあらぬ方向に進んで行ってしまうのは、
無意識に左回転がかかっており、ある意味では理想の投げ方ではある。
そのままの投げ方で、立つ位置を少し右にずらせば良いだけなんだけどね。
(ちなみに、変に力を入れずに正しい投げ方をすれば、
 わずかでも、勝手に左回転がかかるハズ・・・なんだけど、やっぱムズイ)

レーンコンディション

というわけで、レーン上にはオイルが塗ってあるわけだけど、
その上を何度もボールが通れば、ボールにオイルが付着していく。
ボールの表面にオイルが付いてしまうと、
レーンに関係なくグリップが効かなくなるので、回転をかけても曲がりにくくなる。
ボールをタオルで拭くのは、この、ボールに付いたオイルを拭き取るため。
また、ボールにオイルが付くと言う事は、レーンからオイルを取っているという事で、
みんなが同じラインでボールを投げていると、その部分だけオイルが薄くなり、
また、本来はオイルが塗られていない部分まで、
オイルが付いたボールが通る事で、オイルが伸ばされていくのである。

こうなると、オイルが薄くなったことで、
本来は滑る部分からグリップが効き始め、早いうちから左に曲がったり、
あるいはオイルが本来よりも奥まで伸びた事によって、
グリップが効き始めるのが遅れ、ポケットに入らなくなったりする。
これは、レーンが整備(機械でオイルを塗る)されてから、
そのレーンでどれだけ多くの人が、どんなラインで投げたか、で変わるので、
レーンごとに、まったく異なる場合がある。
これがレーンコンディションで、いかに早いうちにコンディションを読むか、が、
スコアに大きく影響してくる。
大会前の練習ボールは、コンディションを読むのも大きな目的のひとつだし、
アメリカン方式(左右のレーンで交互に投げる)や、
数ゲームごとにレーンを移動するのは、こういったレーンごとのコンディションでの
不公平を無くすため、というのも理由のひとつ・・・だと思う(ぉ
また、ボールが通る事によってコンディションが変わると言う事は、
ゲームが進むに連れて、常に微妙に変化し続けているわけで、
プロはこういう事にも対応しなければいけないのである・・・。
ま、さらに言えば、ボールだけでなく、例えばエアコンの風の当たり方とかも、
微妙にコンディションに影響を与えるわけなんだよねぇ。
自分には、そんな細かいところなんてまったく関係ないわけですが(^^;