悪魔が頂き!の戯言日記

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痛車やアイマスやドールに手を出したら、いつの間にか結婚したオタの日記。

ボウリングあれこれ

さて、上で色々とゴチャゴチャ書いてますが・・・
別に私はボウリングが上手いわけではありません(^^;
アベレージは全盛期でも150台くらいですし、単に、ボウリングが好きなだけで、特別な技術や知識は無いです。
それでも、もしかしたら、「あ、アレってそういう意味があったんだ」と思ってもらえるような話ができるかもしれないので、長々と。
(※ 単なる私の個人的な知識なので、間違っている内容もあるかも知れませんので、ご了承ください)


まず、上で、「ボールが曲がる」ことを話題にしています。
上手い人の投球を見てると、ほぼすべての人のボールが曲がっていると思います。
では、なぜボールを曲げる必要があるのかというと・・・。



ボウリングは、1番ピンと3番ピンの間(ポケット)に入射角3度〜6度でボールを当てると、100%ストライクになると言われています。



この理想の角度にストレートでボールを投げようとすると、上図の左のように、右隣のレーンから投げる必要があります。
これは現実には不可能なので、上図の右のように、ピンの手前でボールを曲げて、理想の角度でポケットに当てるようにします。


では、ボールを曲げるにはどうすれば良いかと言うと・・・ボールに回転をかけます。
最近は、ハウスボール(ボウリング場に備え付けのボール)で遊ぶ人も、ボールを抱え込んで投げるようにして回転をかける人もいますね。
もちろん、ボールに回転がかかっていると、ボールが当たったピンが大きく跳ねて(=ピンアクションが大きくなって)、
その跳ねたピンが他のピンを倒す可能性が高くなるので、ストライクになりやすいということもありますが、
根本的な理由は、ボールを曲げるために回転をかけるのです。


では、最初から回転がかかっているボールが、なぜ、ピンの手前でグイッと曲がるかと言うと・・・
上図の右では、ピンの手前までが黄色く塗られていて、そこを過ぎたところで曲がり始めていますね。
ボウリングのレーンは、このように、黄色い部分にオイルが塗られています。
そのため、オイルが塗られている部分では、どんなに回転を掛けていても、ボールはまっすぐ進みます。
そして、オイルが切れた部分から一気に回転の摩擦力が効き始めて、ボールが曲がり始めます。


時々、初心者の方が、ピンに向かってまっすぐ投げているのにピンの手前で急に左に曲がって7番ピンしか倒せなかったりしますが、
これは、投げる際に意図せずにボールに回転がかかっていて、オイルが切れた部分から回転が効いているのです。
つまり、上手い人と同じ投げ方ができているのです(w
意図していないとは言え、何回投げても同じように曲がるのであれば、それは回転をかける投げ方が自然にできているので、
同じ投げ方を維持したまま、立つ位置を右にズラせばいいだけです。


「理論はわかった。じゃあ、今度からボールを曲げてみるぜ!」と思って投げたとしましょう。
基本的に、ボールを投げる際、ボールを放すまでは手のひらが正面を向いていて、
投げ終わって振りぬいた後の手のひらが左を向いている(握手をするような手の向き)と、回転はかかっています。
つまり、程度の差はあれ、多くの人が自然と回転がかかるような投げ方はしていると思います。
でも、上手い人が投げるような曲がり方はまったくしない・・・のはなぜかというと、
ハウスボール(ボウリング場に備え付けのボール)は曲がりにくく、マイボールは曲がりやすくできています。
ボールの中心部には、コアと言う重い素材でできている部分がありますが、
ハウスボールは、このコアが中心位置に、マイボールは、わざと中心からズラした位置にあります。
なので、マイボールは重心がズレているので、回転がかかりやすかったり、回転が大きくなりやすかったりします。
当然、コアの位置や素材の微妙な違いで回転のかかり方も変わってくるので、
上手い人は、自分のフォームやスタイルに合わせたマイボールを選んで使っているわけですね。


そして、上手い人のレベルになってくると、ボウリングはレーンのオイルの状況が最も重要になります。
上手い人になると、もう、投球フォームとかはかなり確立されていて、失投というのはあまりないと思います。
なら、いくらでもストライクが取れるかというと、そういうわけでもありません。
なぜかというと、レーンのオイルの状況、つまりレーンコンディションが常に変化しているからです。


上の記事で、ウッドレーンとアーマーレーンで曲がり方が違うと書いています。
これは、レーンの素材そのものの摩擦力が違うとともに、オイルのなじみ方などが違うことにより、曲がり方に差が出てきます。
つまり、上の例で言えば、サンワボウルとくだまつボウルでは、そのレーンに合わせて投げ方を調整しないといけないわけです。
なら、同じ場所なら問題は無いかというと、そうでもないわけです。
例えば、朝の営業前にレーンにオイルを塗る作業をしているとしましょう。
となると、開店後すぐのレーンは、オイルがしっかりと塗られています。
この状態で投げると、ボールの表面にオイルがいっぱい付着するので、本来よりも摩擦力が効きにくくなって曲がりにくくなります。
一方、開店後に多くの人が使用したレーンでは、レーン上のオイルが多くに人が投げたボールで拭き取られた形となり、
開店直後よりもオイルが薄い状態になっているので、摩擦力が効きやすく曲がりやすくなります。


また、このように単純な話だけでは終わりません。
上にも書いたように、レーン上のオイルがボールに付着した上で、ピンまで進んでいきます。
すると、本来、ピンの直前にはオイルが塗られていないんですが、オイルが付着したボールがそこを通ることにより、
オイルが塗られていない部分にもオイルが徐々に着いていきます。
つまり、いつもであればオイルが切れて曲がり始めるポイントが、段々と先の方に伸びていくことになります。
なので、言ってみれば、ボールを1回投げるごとに、微妙にレーンのコンディションは変化しているということです。


本格的な大会などでは、左右のレーンで交互に投げるアメリカン方式を取ることが多いですし、
1ゲーム終わるごとに、隣のBOXに移動していくというルールになっていることもあります。
つまり、いかに早く、目に見えないレーンのオイルの状況、レーンコンディションを見抜いて調整できるかが、ポイントになります。


・・・まぁ、オイル云々なんてのは、それこそ大会に出るような人でないと関係ないかも知れませんが、
少しでもボールを曲げて投げようと思う人には、ひとつポイントが。
それが、ボールリターン(投げたボールが返ってきて出てくるマシンのこと)に置いてあるタオル。
上で書いたように、ボールを1回投げるたびに、ボールにはレーン上のオイルが付着します。
ボールにオイルが付いたままだと、当然摩擦力は効きにくくなりますし、
レーンのオイルをどんどん伸ばしてしまって、曲がり始めるポイントが伸びてしまいます。
なので、時々は、投球前にボール表面のオイルをタオルで拭き取りましょう。
あのタオルは、このために置いてあるのです(w


・・・と、まぁ長々とくだらんことを書いてしまいましたが、何はともあれ、楽しんでプレイするのが一番です。
そのために、例えレジャーとして遊ぶにしても、最低限のマナー・エチケットは必要です。


 ●隣同士で同時に投球しない
   最悪の場合は接触もあり得るので、注意しましょう。
   タイミングが重なったときは、右側優先となります。
 ●ファールラインを越えない
   ボールを投げるところにある横のラインがファールラインです。
   これを越えて投げるとファールとなって0点になります。
   また、上でも書いたように、このラインから先(レーン)にはオイルが塗ってあるので、
   ファールラインを越えると靴底にオイルが付いてしまい、滑ったりする危険があります。
 ●アプローチでは飲食をしない
   アプローチ(投球時に助走する部分)に水分が付くと、極端に滑らなくなってつまづいたりします。
   イス席で飲食する際にも、こぼしたものを踏むなどして靴底に水分に付かないようにしましょう。
   トイレに行く際なども、ボウリングシューズから履き替えるなどが必要です。
 ●投球者以外はアプローチに入らない
   投球者以外がアプローチに入ると、投球者との接触もあり得ますし、
   他レーンの投球者の視界にも入るなどして集中力を乱してしまいます。
 ●ロフトボールをしない
   ボールを、腰よりも高い位置から放り投げて、ドスンとレーンに落とすような投げ方は禁止です。
   レーンを傷める上に修復も容易ではないので、絶対にしないようにしましょう。


マナー・エチケットを守って、楽しくボウリングを!