悪魔が頂き!の戯言日記

悪魔が頂き!の戯言日記

痛車やアイマスやドールに手を出したら、いつの間にか結婚したオタの日記。

感想なんかではなく

昨日見た「秒速5センチメートル」について、
とりあえず思ったことを書いてみた。
・・・が、正直、なんか色々と思うことはいっぱいあるんだけど、
ひとつの思いとしてまとめる事はできてないし、
ましてや、それを文章としてまとめるなんて、絶対にムリ。
と言うわけで、ただただ、思うが侭に書いてみただけ。
決して、感想とよべるようなものではないので、悪しからず。
あと、できるだけネタバレはしないようの心がけたけど、
そもそも感想(のようなもの)を書いてしまえば、
直接的なネタバレは無くとも、全体的な意味でのネタバレになる事は間違いないので、
そのあたりを了承できる人のみ、どうぞ(w


まず思ったのが、「え、これで終わり?」というもの。
ストーリー的に考えれば、あまりに中途半端な感じを受けたので。
ただ、氏の作品(「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」)を考えれば、
ありきたりでベタベタな“二人は無事に結ばれました。めでたしめでたし。”
なんて終わり方をしないのは、わかりきってた事なんですけどね。
それでも、「もしかして、自分が何か勘違いしてる?」とか思ったんですが、
他の方の感想とか見ると、やはり、現状としての認識は間違ってなかったようで。
(ただ、わずかなカットなどから垣間見る事のできる主人公の心情とかまでは、
 自分には思いをめぐらせる事ができてはいませんでしたが)


それにしても、喜怒哀楽すべてにおける“感動”とは、どうやって生まれるのでしょうか。
(“感動”という言葉には、怒や哀は本来含まないのかもしれませんが、
 この文章内では、“心を動かされる”という意味で“感動”を用いています)
映画でもドラマでも漫画でもゲームでも、
その作品内でのストーリーのみの流れでの、クライマックスで感動するのでしょうか。
それとも、その作品から自分の過去の経験などが思い出されて感動するのでしょうか。
・・・何が言いたいのか、上手く表現できないな(^^;
なんか、以前にも書いたような気がするけど、例えば“恐怖”という事で言えば、
フレディやジェイソンのようなキャラが、直接的な事象で恐怖を感じさせるのか、
闇の中での物音のように、そこに自分の思いが加わって恐怖を感じるのか、
というような違いのことが言いたいんだけどね。
ま、前者のタイプにしても、
その事象に、自分の似たような思いが加わってるんだろうけどね。
例えば、地球を守るために、死を覚悟して宇宙船に乗り込むなんて経験は
誰もした事が無いわけだけど、(w
それによる、最愛の人ととの別離、あるいは再会などは、
自分の中での似たような経験や思いが加わって、感動するのかなぁ、と。


件の映画の話の戻すと、
この映画には、別の特別なストーリーがあるわけでは無いのかな、と。
いや、ま、第一話は、ストーリーがあると思います。
そして、これがクライマックスでの感動の下地になっているのは間違いないと思います。
でも、第一話でのストーリーでの感動は、第一話でのクライマックスなんですよね。
この内容が、直接、最後のクライマックスでの感動では無いんですよね。
だって、最後の感動の内容は、第一話での結末とはまた違うものなんですから。
最後の内容で感動すると言う事は、
主人公と同じような思い、あるいは主題歌の歌詞にあるような思いをした事のある人が、
それを思い出して、感動すると言う事なのかな、と。
そういう意味でこの映画は、恐怖で言うところの“闇の中の物音”であり、
具体的に、作品内だけでクライマックスの感動を起こさせるストーリーは無いわけで、
主人公の思いや主題歌の歌詞に(経験的に)思いを重ねられない人には、
ピンと来ない内容なのかな、と思ったり。


つまり、普通の映画などは、ちゃんと起承転結でストーリーが描かれており、
誰が見ても、ある平均的な感動というのは得られるのかもしれません。
そして、より作品に近い経験や思いをしたことのある人は、その思いが加わり、
他の人とは一段違った感動を得て、心に残る作品にあるのかもしれません。
・・・とは言え、手足を縛られて目の前に時限爆弾が置かれてるような状況や、
人質として捕らえられて犯人から銃を突きつけられるなんて状況は、
まずほとんどの人が経験した事無いでしょうから、
やはり、ストーリーから直接、というよりも、そこにある普遍的な事象
(上でも書いたような、親しい人との別離と再会など)に感動するものなのかな・・・?


また、話が良く分からん方向へ流れてしまったな・・・。
まぁ確かに、自分は、第一話や第二話のような思いはしたことはありません。
でも、最後の方での主人公の思い、もっとわかりやすく言えば、主題歌でもある
One more time, One more chance」のような思いをした事はやはりあるわけで、
その思いと、あの映像美が重なって、自分の中での感動につながったのでしょう。
ただ、その映像美だけにも目を奪われていたのは事実なので、
ストーリーや主人公の思いにももっと重きを置きつつ、もう一度見てみたいですね。


・・・と、ただ思うがままに書き殴ってみたけど、
正直、自分の中で、まだスッキリとせず、なんかモヤモヤしたものがあるんですよね。
それは、作品に対してではなく、
作品を見て呼び起こされた自分の「One more time, One more chance」の思いが、
自分の中で消化・完結し切れてないからなのかもしれませんね。
思い出すだけで恥ずかしかったりするような記憶に対して、
「あれも良い思い出」「若さゆえの過ち(w」みたいな区切りが、
いまだに付けられてないだけなんでしょうね。
要は、いまだ大人になりきれてない、ということで(^^;




それにしても“感動”云々について、
何も分かってない自分がトンチンカンな考えをダラダラ書いたけど、
某友人に、適切に説明してもらった方が早いかな?(w